

生産者:GOGITA MAKARIDZE
ゴギタ・マカリゼ
地域:Imereti イメレティ
地区、村: Terjola テジョラ村
栽培品種:オツハヌリ・サペレ、ツィツカ、ツォリコウリ、アラダストリ
自社畑面積:2ha 土壌:粘土質
年間生産量:1,000本
テイスティングノート

Gogita Makaridze Tsitska2019:
シトラス系の色素から連想させるライムのニュアンス。エッジが効いていて
シャープこれ系特有の苦みもなくミネラリー。果物のうまみが凝縮している感じ。

Gogita Makaridze Tsolikouri2019:
お茶系のニュアンス、ピーチ烏龍。
緊張感があり爽やか、余韻がじんわり落ち着く。
苦みも程よく絶妙。
ワインラインナップ

品種:ツィツカ100%
植樹:1980年代
位置:標高170m、南向き
土壌:粘土質
醸造
クヴェヴリで醗酵
クヴェヴリで7ヵ月間熟成。

品種:オツハヌリ・サペレ100%
植樹:2000年頃
位置:標高170m、西向き
土壌:粘土質
醸造
クヴェヴリで25日間マセレーション、
クヴェヴリで7ヵ月間熟成。

品種:ツィツカ60%、
オツハヌリ・サペレ40%
植樹:1980年代2000年代
位置:標高150m、南東向き
土壌:石灰性粘土土壌
醸造
クヴェヴリで25日間マセレーショ

品種:アラダストゥリ100%
植樹:2000年頃
位置:標高170m、西向き
土壌:粘土質
醸造
クヴェヴリで醗酵
クヴェヴリで7ヵ月間熟成。

品種:ツォリコウリ100%
位置:標高170m
土壌:粘土質
醸造
クヴェヴリで醗酵
クヴェヴリで7ヵ月間熟成。

2015年、テルジョラワインは、ジョージアで最高のチツカとオツカヌリサペレを生産したことで、トビリシワインフェスティバルで最高賞を受賞。2016年、テルジョラワインは国際的な「Code de Vino」賞で最高のゴールデンカップを受賞。
Makaridze Wineryについて
1984年2月14日にイメレティ州のテルジョラという町で生まれました。
父のデムリカクゼも1940年のテルジョラ生まれで、電話通信の仕事に携わっていました。
電話通信業は 1995年まで続けていましたが、同時に副業で農業を営んできました。
農業もまた、家族の大切な収入源でした。父はブドウの栽培も行い、
苗木はジョージアの地元の古い品種を自ら育て、我が家のマラニで醸造をしていました。
出来上がったワインは、友人たちと楽しむためのワインでした。
母ナイリ・パシラゼは1946年に生まれ、
ソビエト時代には食品衛生管理の機関で働いていました。
兄は1980年12月9日生まれで、観光会社のマネジャーをしています。
私は大学で経済を学び、卒業後は市役所と建設会社で経理の職につきました。
父が電話通信の仕事を辞めた1995年以後、我が家は専業農家になりました。
私は経理の仕事をしていましたが、次第にワインに興味を抱き、
2010年にワイン造りに専念することを決意しました。
現在の興味は、地元固有の様々な品種の可能性を引き出すことです。
畑には、オツハヌリ・サペレ4000本、イエロー・ツィツカ500本、
ツォリコウリ450本を栽培しています。
2009年にジョージアの有機栽培団体ELKANA「エルカナ協会」に加わり、
2010年からクヴェヴリワイン協会のメンバーになりました。
また2009年にはチェコに置かれた経済支援を目的とする団体PIN「ピン協会」
(参照:http://www.clovekvtisni.cz/en/our-finance-management)に応募し、
私のプロジェクトが支援対象に選ばれました。
支援策として、私のプロジェクト(自然なワインの製造と販売)に出資し、
除梗機を一台プレゼントしていただきました。
私はまた、農業の発展に資るため、有機栽培の国内外のサロンにも参加しています。
私は独立した個人企業家でもあり、
現在EUとCzDA(チェコの開発庁)の農業部門のプロジェクトや、
ENPARD(ヨーロッパの隣国における農業・地域開発支援プログラム
:The European Neighborhood Program for Agriculture and
Rural Development)のうち、
協同組合の発展を目的としたプロジェクトにも参加しています。
テルジョラの町は、イメリティ地方の中央に位置しており、
当地の固有の風土と気候環境は、
様々な香りと味わいを放つ固有品種を育んできました。
それらの品種のなかには、ジョージアのワインが現在のように知れ渡るずっと前から、
地元で薬用に供されてきたものもあります。
2009年にオツハヌリ・サペレを3500本植樹しましたが、
樹齢15~75年におよぶ500種の果樹も持っています。
その中にはツィツカやツォリコウリもありますが、
なぜかワイン醸造に使われていない品種も多々あります。
私の目ざすところは、テルジョラの地域固有種を活かした、
高質で存続可能な農業です。
そしてこれらの絶滅の危機に瀕した品種のワインを、
ヨーロッパやアジアの市場に紹介していきたいと考えています。
2014年には地域の農家に呼びかけ、協同組合を立ち上げました。
またブドウの栽培に適した土地を購入し、
現在は利用されていない地元品種のブドウ栽培を始めています。
ここで強調したいのは、組合加盟者の全員が実際に畑に立っているということです。
この運動を通じて、地域を活性化し、環境に配慮したワイン造りを
テルジョラ地区全体に広げ行きたいと考えており、その達成を確信しています。
畑について
栽培方法:ビオロジック(認証なし)
土壌:粘土質
自社ブドウ畑面積: 2ha
自社ブドウ畑の数:2 つ
自社栽培ブドウ品種:オツハヌリ・サペレ、アラダストリ、ツィツカ、ツォリコウリ
主な仕立て方法:ギュイヨ式
醸造について
酵母のタイプ:野生酵母
醗酵・熟成容器の素材と容量(L):500-1000Lのクヴェヴリ
年間生産ボトル本数:1000 本
より涼しいところの方がいいという理由で、自宅の 1 階に竪穴を掘り、2m下
げたところにクヴェヴリを埋めています。
ラシーヌさんの資料より。

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